深川市の音江という、昔から果樹園の多い地区に
果樹の剪定講習会へ行ってきました。

剪定講習会は毎年行われていて、今では数がぐっと減ってしまった
北空知の果樹園さんが年明け最初に顔を合わせる場所になります。

プルーン、りんごの樹を剪定します。


30歳過ぎて就農して、この講習会に参加したての頃
剪定の先生は、青森県のりんごの神様的存在だった七戸さんというおじいちゃんでした。

優しい顔でしわくちゃになって笑う、けれどりんご作りにかけては素晴らしい技術を持った
方だったのですが・・・・・

いかんせん・・・・・

本場の・・・津軽弁でしたので

何言ってるのか、どんなに真剣に聞いてもわからなかった

恐るべし・・・津軽弁


周りの園主さん達はベテラン揃いで、若い人間は私夫婦を含めて3,4人だけでしたから
あまりにも基本すぎることをしつこく聞くわけにもいかず、ひたすら見て学んだ感じです。

何年間も講習会を受けながら、聞き取れた言葉で心に残っているのはただ一言


・・・・りんごに聞け〜 


そう、樹と話ができるようになって一人前なのです。


あれから何年も経って、今は道の試験場の先生が来てくれて、解りやすい言葉で説明してくれます。


七戸おじいちゃんは、どうしているのだろう・・・・



さて、剪定の前後をごらんください。


プルーン(サンプルーン)剪定前(約15年生)
樹の周りに見える鉄パイプは、プルーンの樹にかけたビニールハウスのパイプです。
プルーンは雨に濡れると割れてしまい、商品価値が下がるので、雨よけハウスをかける所が多いです。
この園は大規模でした

CIMG3876

 剪定後

CIMG3879


 根っこと直結している幹(主幹)を詰めて、側枝を四方に大きくしていくやり方です。
 かなりすっきりしたのがわかりますか?

 樹の寿命を長くするも短くするも、良い実をならすのもならさないのも
この技術にかかっています。
 目で見て美しい形にもなるから不思議です。


続いて、りんごの若木(紅将軍)
剪定前

CIMG3886

剪定後

CIMG3887

かなりばっさり いきました。

太い側枝が4本なくなっているのがわかるでしょうか?



枝一本切るにもワケがあります。

理由は?

我が家に来て、リンゴに聞いてみましょう 
ふふふ