ブルーベリーの冬囲いが終わっていないのがとても気になるこの頃です
しかし、この一週間は出ずっぱり・・・夏、秋の農繁期に出来なかったしわ寄せ・・・というより穴埋めみたいなものですが、
・・・・・生活をシンプルにしたいものです〜


けれども出たら出たなり、必ず得るものがあるんですね



17日はとある研修で、旭川育児院へ行ってきました。
育児院とは、昔でいうところの孤児院です。

歴史は古く、大正10年に閉鎖になった上川孤児院の子供たちを
初代院長の水下さんという剣道の師範の方が自宅に引き取った所から始まりました。

戦後に法律ができるまで、こういった施設って全て民間の個人の方が
運営費の全てを自費と寄付だけでまかなっていたんですね。


育児院の3歳から18歳までの子供たち
もうずっと、定員を越える人数の子たちが自分の家として生活しています。
以前は当然のことながら、なんらかの理由で保護者・・・親の居ない子供たちの家でした。

けれども、近年は様変わりしています。
親がいるのに親と暮らせない子供たちが大半を占めているそうです。

育てられない。
育てたくない。
育てさせてはいけない。


親の居ない子供なら、他人でも愛情いっぱいに親になってあげることに力を注げます。

けれども、親のいる子供は、親がいるのに育ててもらえない葛藤の中で生きています。
子供にとってはどんなひどい親でもかけがえのない、理屈では割り切れない
たった1人の親です。
そこに他人がどんな努力をしても、愛情を注いでも親の代わりにはなれない。

子供にとっては危険な親が、子供を取り返しに育児院に乗り込んで来る事もあるそうです。
家に帰ればどんな事が待ち受けているか解っているのに
子供は親を否定せず帰ります。

育児院の職員さんは、不眠不休で子供たちの心を支えていました。


育児院は、厚生労働省の元、保育園と同じ扱いです。
子供の人数に対する職員の数も、保育園と同じです。

変だと思いませんか?

保育園にはお休みも閉園時間もあります。
子供6人に保育士ひとりという人数はほとんど毎日守られます。

育児院は家庭です。
24時間365日一時もお休みはありません。
でも職員さんだってお休みを取らなければ健康は保てません。
実質的には15人近くの子供をひとりが担当することになります。
しかも年齢はバラバラです。




旭川育児院の建物はもう50年近く経っていて、いかにも古い作りでしたが、お掃除がとても行き届いていて、ホコリひとつなく、本当にきれいでした。来年は念願の建て替えが実現するそうです

地域の方々の協力がとても素敵でした。

育児院近くのコンビニやガソリンスタンド、飲食店は、率先して高校生の子供たちのアルバイト先となって受け入れています。
子供たちのほとんどが、アルバイトで運転免許や資格を取るための
お金を稼ぐからだそうです。

医大や教育大の学生は毎週2回、勉強を教えにやってきます。
ボランティアのピアノの講師の方が、院の小学生全員にピアノのレッスンをしています。
いやいや教わっていた子供も、成長した時に、ピアノが弾ける事を
音楽ができることを良かった・・・と必ず言うそうです。



行って話を聞かなければわからない事
分かったつもりでいる事
世の中にはたくさんあるのだな・・・と思いました。