Riccoのりんご生活

lyrical農家生活 ☆ 今日はどんな事が起きるかしら?

2011年12月

今年も残すところ、一日を切ってしまいました。

去年に増して、なんとも忙しい一年でした。
そして、その忙しさに付き合って・・・・というか合わせて頂いた方々、
本当にお世話になりました。ありがとうございます。

忙しかった分、人の輪が広がりました。
来年はもう少し的を絞って深めて行きたいです。



今年あらためて心に響いた言葉がありました。



日本の農家は本来、家族単位で一所に居て、土地を耕し作物を育て、生計を立て
地域の人との協力で一生を過ごしていきます。

経済成長の中でその文化は必ずしも良しとはされず、
むしろ外へ出て行く事が文化人たる心得だと、皆が思いました。

「井の中の蛙、大海を知らず」

地域に残る事が取り残されたかのような・・・・


中国の故事からきたというこの言葉に、日本で続きがつきました。



「井の中の蛙、大海を知らず  されど空の深さを知る。」

ウェザーセンターよりも正確な天気を予報する農家のお爺さんがいます。
誰よりもこの地域の土を知る人がいます。
地元の自然を何十年も歩き、記録し続ける人がいます。

学者先生でも敵わない人。地域に必ず必要な人。

未曾有の災害時、日本が窮地に立った時、元来得意であったモノ作りに陰りが出てきた今
実は最も大切なことではなかったのかと思うのです。



・・・と真面目に話している場合でもなくて

忙しかったという事は、家の中もかなり放って置いたというわけで


大掃除がたいへん


というか、物が増えていて大変・・・。

物には何かしら思い出があるので捨てたくない性質。
でもそろそろなんとかしなきゃ・・・

年賀状もまだなんですよ。
母のと夫の実家、両家のは作ったのですけどね。

私のドタバタな日常は、年が明けても当分続きそうです(笑)


それでも  行く年  来る年

みなさま、良いお年をお迎えください。

2012年が、穏やかでありますように

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P.S

年忘れ、最後の大失敗

豪雪注意報の出た日に携帯電話を落としました(多分雪の上)

アドレスもまるごと無くしました(泣)

私の番号、アドレスは変わりませんので、皆様からの連絡をお待ちしておりますm(_ _)m


短大生の時に、仲の良かった5人の仲間がいました。


短大の教育学科は、思い描いていたキャンパスライフや4年生の文系大学へ進んだ友人のそれとはかなり違って、高校生活よりも厳しいカリキュラムで、しかもアルバイトもしていましたから、忙しい事この上ない生活をしていました。



その仲間たちとは、サークルも専科も違いましたが、なぜかいつも一緒でした。


その仲間の一人が、強烈な個性の持ち主で、ものすごく明るい性格の女性でした。



卒業した後、私以外は皆、幼稚園の先生や小学校教諭となり、月日と共にそれぞれの家庭を築いていましたが

彼女はある時から、青年協力隊として海外の後進国へ出向くようになりました。


十数年経つうちに、手紙のやり取りも途絶え、時々ふと、どうしているだろうと
実家に彼女の現在居る場所を聞こうかと思いながらも、日常に追われてそのままでした。




当時の仲間の一人から電話があり、
彼女は1年も前に亡くなっていた事を告げられました。



癌だったそうです。


私を含め、当時の仲間4人は誰ひとり知りませんでした。
2年前にたまたま帰国していた彼女と会って話をした友人さえも知りませんでした。



葬儀のとうに終わってしまった今、私たちは愕然とするしかなく
日々の予定や生活はそのまま流れていくしかありません。


当時の仲間と共に
今度、彼女の実家に行ってみようと思います。


昔々、みんなで過ごした時は 最近の記憶よりもずっと鮮明に覚えているのにね。




 向日葵みたいな人でした

今日は、國學院短期大学、初等教育学科 児童教育コースでの
稲作体験の収穫祭でした。

杵と臼で、10キロのお餅をつきながら、つきたてのおもちを6種類のトッピングで食べ、

お昼には大鍋で作ったお雑煮、学生たちが育てたお米で作ったおにぎり、

ボランティアの仲間たちが持って来てくれた自家製のお漬物がずらり


去年の経験から、今年は慌てることなく余裕を持ってできました。



食事の際は、今年も1年の作業風景をまとめたDVDを上映してくれた上、

手作りのプレゼントが・・・・・



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 ボランティアスタッフ13人全員に、コピーではなく、学生が1枚1枚手書きでしたためたカード



BlogPaint

 玉ねぎで染めたハンカチ



 自分で始めた事とはいえ、繁忙期にはさすがに疲れを隠せなかったこともありました。

 でも、これでまた来年も頑張ろうと、心に残る体験を、交流をしたいと思うのでありました。

 


冬の夕暮れは空気が凛と凍てついてきます。

とてもきれいだったけど、携帯のカメラならここまでですね。

スマートフォン欲しいなぁ


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 今日は風が強かったので、田んぼに波が出来上がっていました。
明日も縞模様が出来ていたら写そう。


私はコーヒーよりも紅茶が飲みなれていて好きです。

先日札幌へ出向いた際に、以前から友人に聞いて気になっていた紅茶専門店へ行くことができました。


PAP_0640  石渡紅茶



1階が洋菓子屋さんで、そこで頼んだケーキを階上の石渡紅茶のテーブルへ運んでもらえます。


おいしい珈琲を飲めるお店は多々あれど、紅茶はめったにありません。

ケーキと一緒だったけど、私はダージリンを頼みました。

リーフティもたくさんの種類が小売されていましたよ。

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 久しぶりに、とろけるような美味しさのケーキに遭遇 

 紅茶もケーキも幸せなお味でした 

 ありがとう


 
 女性ばかりのお店を見渡して思ったのが
 珈琲店には男性と入れるけれど、紅茶専門店は、殿方ってどうなんでしょうね?

 我が夫はきっと遠慮するに違いないでしょう〜(笑)


 家に紅茶が切れかけていたので、買ってくれば良かったと後になって気づいたのでした

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 どこのお店もクリスマス仕様です。

 




主に中学、高校生の農業体験・・・
ファームステイやファームビジットを受け入れている道央の組織
「そらちDEい〜ね」の世話人・・・・滝川の役員をやってます。

今年度も約5400名の子たちを受け入れて来ました。
主に関西圏、大阪、京都、兵庫などの関西圏の公立学校や私立の進学校が多く、年々増えてきています

一軒の農家で受け入れるのは平均4人ですから、受け入れ農家さんはたくさんなきゃ成り立たない事業です。


でも、会議の席に出てくるのは、私を除いてほとんどが男性ばかり


子供たちの食事や寝具のお世話や、細かな心配りは、奥さまが負う事が多いです。

悩みも苦労も多かろう・・・  ということで


「そらちDEい〜ね」 女子会 を開催しました。


 軽いスタンスで、美味しい食事をして交流会 というのが主旨でしたが

 かなりウケたのが

CIMG4596 いい御年の方々が何をかぶって?

CIMG4578 新聞紙などを使っての

 雨降り、そして農作業の無い夜に役立つ折り紙教室でした。


CIMG4601 水に放つと開く花

 CIMG4598 しゃべる唇 は皆さん難航

 
 実際にこの折り紙は特に女子学生にウケルのです。



CIMG4622
   
 最後はグループトークで〆ました。

 
 ファームステイは確かに大変です。
 けれども、やってあげてる  のではなくて

 むしろ お互いに感動をもらう事が多いという事も、改めてわかった会合でした。

 
 事務局の皆様 お疲れさまでした。

美唄の「ピパの湯 ゆーりん館」はお食事も良かったのですが
お弁当・・・撮り忘れてちょっと残念です。



気に入ったりんごの苗木を買う時は、まとめて数十本と買ったりします。

植えてから1,2個の実をつけるまで、最低3年。

年月が経って実をつけてみると、中には 「なにこれ?」 というような、
注文したものとは明らかに異なるりんごの木が育っていたりします。


我が家にも数本・・・そんな木が


SN3R0676 名無しのりんごさん


あら、もったいない
どうして収穫しなかったの???っと思いますよね。


我が家では一番最後に収穫する「フジ」の摘み取り時期にさえ、
全く歯が立たないほど・・・・固い、 まるで岩のようなりんごなのです。

いっそシバレさせたら美味しくなるかも・・・
そう思ってのこの状態です。(「単に放ったらかしてるようにも見えますが)


赤い実に、白い雪がとてもきれいです。


赤に白といえば、

久しぶりにケーキを焼きましたが

見栄えがいかにもホームメイドですね(笑)

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 甘いものが大好きな息子二人が家を離れると、21センチのケーキが3日経ってようやく無くなります。

 子供が小さかった頃は、2個焼いても翌日に無くなっておりましたが・・・・

長らく放ったらかしで、それなのに訪問して下さっていた皆さん申しわけありません。


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すっかり雪景色です。

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 北海道の雪は、結晶そのものが落ちて来ます。

 気温の低い外にいる限り、体に積もっても濡れる事はありません。

 傘がいらないのはそのためです。



さてさて

父も見送り、母も落ち着いて、今年の秋は余裕・・・・
と思っていたらとんでも無かったですね。

こんなに仕事が忙しかった秋は無かった気がします。

就農してしばらくは、収穫時期の稲刈りは、私がコンバインに乗って刈り取りをしていました。

かっこいいでしょ


・・・・と思うなかれ・・・・単に非力すぎて、ひとつも役に立たなかったのです。
わが身が使えないのなら、文明の利器に頼るしかない。

我が家のコンバインは、知る人ぞ知る中古の中古、非常にレトロな機械です。
(それでも2台め)
最近の農業機械はALLコンピューター制御で、人間は座って見張っていればいいだけですが
多少人間の微妙な勘の使えるマニュアルな機械はそれはそれで結構便利です。

雨ばかりでぬかった田んぼ、倒れた稲、
地面が同じ状況にない時はコンピューターが測る前に目で先を確認できたりしますから

自動制御のスイッチを切って手動での運転に慣れると、ちょっと古いタイプの機械は
かえってその方が使い勝手が良かったりいたします。



稲刈りをしていると、音や機械の進み具合で、稲の出来がわかります。
実りが十分だと機械がいかにも重そうでうれしくなります。

逆に進んでも進んでも溜まらない年はがっくり・・・・



稲穂が風に揺れる田んぼの中で作業をしていると、黄金色の海の中にいるようです。

稲穂の波が荒れる風の強い日は、船酔いならぬ、コンバイン酔いもするのです(笑)
ホントですよ。



・・・・と話が脱線しました。

そのコンバインに一度も乗らなかった・・・どころか
稲刈りに一度も行かなかった・・・年でありました。
行けなかったのです。


そう・・・

私は完全に 「りんご」担当になってしまいました。

 

宣伝もしてない・・・看板もかけてない・・・・のにギフトの量は年々増えています。

みなさま、お客様、本当にありがとうございました。

こんな私でいたらぬ所も多々あったと思います。
折角ご注文下さったのに、在庫切れでお売りできなかったこともありました。

来年は若木がもっと大きく成長して、実をたくさんつける事を期待します。

また来年も宜しくお願い致します。

・・・・あらら、まるで年末の挨拶みたいになってしまいましたね(笑)


明日も更新いたします(誓い





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