Riccoのりんご生活

lyrical農家生活 ☆ 今日はどんな事が起きるかしら?

2010年10月

台風が接近している中、末娘は修学旅行へ旅立ちました

今の修学旅行ってホントにメニューが色々あるんですね〜
娘の一日目は、
神戸港でのナイトクルージング De ディナーですってさ
高校生に贅沢すぎやしやせんか・・・・
宿泊するホテルも、オーシャンビューの素敵なお部屋らしく
  (新婚旅行みたい・・・・羨ましい・・・・)
楽しそうなメールが送られて来ました。

台風・・・・そのまままっすぐ太平洋に向かって流れてくれたら被害も最小で済むのでいいのですが・・・・
5日間、楽しんでこれたらいいね

3人の学費を稼がねばならぬ親は、ナイト苦〜ジングでりんごちゃんの
選別作業です。
この時期は、夜作業が多くなり、朝はリンゴの樹の露があるため早々から収穫できず、ちょっとのんび〜りできます。

収穫もひめかみ、レッドゴールド、早生フジが今日で終わる予定です。

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お日さまが当たってキラキラのりんごちゃん。見納めかな・・・

あとは冬越し用の硬い品種が数種残るのみです。

ハックナイン、スターキング、北斗、ジョナゴールド、きたろう、ふじ
そして、私の大好きな「あいかのかおり」
11月上旬に収穫します。

「あいかの香り」はまだ若木で収穫量少ないし、みんな少本づつしかありませんが、来園していただけたら味見できますよ

ここ二夜ほど、夫がパソコンを使ってネットで何やら見ていましてブログの書き込みができないでいました
(・・・言えば空けてくれるのですけどね・・・楽しそうだったので
夫は自分用のノートを持っているのですが「ネット使わないから・・・」と言ってつないでいません。
やっぱり無線ランにしよう・・・と心に決めたのです

外出した時、原稿書き用に小さなノートも欲しいですが
中古でも「これは!」と思うのはお小遣いで買うには、やっぱりけっこうなお値段ですね
手書きすればいいのでしょうけど、慣れってだめですね。最近漢字のド忘れが多いのも、ワードに頼っているからなんでしょうね



さて、昨日は

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降りましたね〜
写真はもう8時くらいになってかなり融けた頃ですが、早朝は樹も空も真っ白でした。

今日は早生ふじの「昴林」と「紅将軍」の2回目の収穫です。
いよいよリンゴ園から赤色が消えて寂しくなります。


10月25日

リンゴの季節になると、七夕のおり姫、ひこぼしじゃないですが、
1年振りに会える友人が結構います。
会えないまでも、メールや電話などで、注文をもらいつつ、
近況を話してくれたりします。

「忙しいのにごめんね〜」・・・なんて言ってくれますが

忙しい時期じゃなきゃ、りんごはありませんのよ
なので、遠慮しないでいらしてくださいませ

本当は、園内をちょっとでも歩いてもらって、色んなリンゴをみてもらいたいのです。
土日は他のお客様もいらっしゃるので、ずっとはお付き合いできないけれど、逆に長く滞在してもらえたら、スキを見て、田舎の穴場を紹介しますよ


今夜からお天気はくずれそう・・・・
風が強くなってきています。
ここ数日、雪に備えて、ひたすら収穫してます。
晩成のりんごになるにつれて、一個の重みが増えて行きます。
ずっしりと重いリンゴは、蜜もたっぷりなんですよ

夜は夜で
私は選別とギフトの梱包。
夫は旭川や地元の市場へ出荷。
おばあちゃんは道の駅やAコープに出すりんごの袋づめ作業です。
おじいちゃんは昼間ずっと収穫手伝ってくれているので夜は休んで欲しいのですが、気になるのか、ちょくちょく顔を出しては箱を組み立ててくれたりします。
忙しいけど、「家族だな〜」って感じがします。


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 夕暮れ時・・・はしごの上から撮りました。
  (に使うハシゴは2m10?てっぺんに立てば見晴らしバツグン


赤いりんごが樹になっている風景も、あっという間に終わりそうです。

10月23日

快晴です。
北海道、最後のドライブ日和かな・・・

芦別の道の駅直売所にを納めに行った帰り・・・

銀杏並木が真っ黄色でした。

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今年の紅葉はどうなのでしょう?
これだけ見るととてもきれいです。

今日は遠方からお客様がたくさん(といっても口コミで広がった数組の方々ですが)いらっしゃいました。

しかし・・・
来週雪が降るという事で、我が家はパートさん総動員で収穫作業におおわらわ

お客様の対応はひたすら私・・・・

お待たせしたり、カゴやハシゴが足りなかったり・・・
観光農園ではないにしても、来年はもう少し買い足さないといけないな

みなさん、楽しんでいただけたでしょうか?


園のリンゴの樹はほとんど緑色だけになってしまいました。
明日もいいお天気を期待しましょう









10月22日
今朝は道内各地で氷点下になりました

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    地面は8時になっても真っ白でした。



さて・・・ 一年で最も眠れない時期・・・・
それは「ひめかみ」りんごの収穫が始まる時です


ギフトがてんこもりです


早いお客様は2カ月も前から御予約のFAXやメールが届きます。
本当に感謝、感謝<(_ _)>です。

しかし、それゆえ毎年、ひめかみの時期が近づくとちょっぴり不安になります。

「数・・・足りるだろうか・・・
「台風来ないよね・・・」
樹を見ながら祈るような気持ちです。

お客様が増えてうれしい半面、近年ちょっと困惑しているのが、
「規格外品」のお問い合わせです。

「規格外品」とは、色がちょっと悪かったり、変形していたり、アザがあったりして商品としては少し落ちるものです。

味の落ちるウラナリや、虫食い、腐りが早くなるような傷があるものは
入りません。クズりんごではけっしてありません。

味が変わらないのですがお値段は安くなります。
・・・・ということで、とても人気がありますの


ところが、規格外品は選別の段階で出てくるものですから、
いったいどれだけの量ができるのか予測がつかなくて


そもそも、は栽培の段階で、悪いものは小さい実の内に落としてしまいますから、そうそう規格外は出てこないのです。


・・・・りんご1個は、樹になったリンゴの実が小さいうちに選抜して、8割がた実を落とした後に残ったエリートたちなのです

おひとりで、5箱6箱の予約・・・が重なると、3,4人で無くなってしまうので
たくさんのお客様の中からその人数を選ぶことはできません

「無骨だけれども美味しいりんご」・・・・消費者にしてみれば当然ですよね。



ちゃん

昴林は二日前から収穫始め、
ひめかみも摘んでいます。ギフトの梱包作業がピークです。
寝る間もない・・・メールの返信さえ困難な一時期です


16日はいつもより早い、札幌へのお米配達でした。

農家仲間からは、一軒一軒配達なんていつまで続けられるのか・・・とか
たいへんだから、宅配にシフトした方がいいとか・・・
色々言われましたが、
振り返れば、1歳にならない末娘をベビーシートに座らせて、運転歴2か月で始めた札幌へのお米配達・・・・
その末っ子が今や高校2年生です。

私自身を褒めるよりも、当初から買って下さっている方をはじめとして
長年、月にたった一日の配達日にわざわざ合わせて頂いているお客様達には、本当に頭が下がる思いでいっぱいです。
よくぞ長年お付き合いいただいています。
いつもいつもありがとうございます。
心から感謝申し上げます<(_ _)>


配達する車も、三菱デリカ⇒ニッサンセレナ⇒ニッサンバネットと3代目。
セレナの時は普通乗用なのに、600キロ以上のお米を乗せて、過積載、シャコタン状態で走っていまして
購入したディーラーの営業マンさんが、偶然札幌で配達中の私を見かけて電話をくれたこともありました。
「あの〜車体がものすごく下がってるセレナ見かけたら、Riccoさんのナンバーだったもので・・・・・大丈夫ですか」って

デリカで走っていた頃、冬は275号線がしょっちゅう吹雪になりました。
吹き溜まりでセンターラインも道幅もわからない日が何日もありました。

最近はそんな天気にもめったに遭遇しなくなり、そう考えると地球温暖化は、ものすごい速さで進んでいるのだと感じざるおえませんね。




そんな今・・・・というより、前々からやったらいいなと思っているのが
リンゴの時期の前に、昨年買っていただいた方へ
りんごの状況をお知らせするお手紙を出すこと・・・です。

今年は色々な事が重なり、到底無理ではありましたが
有言実行来年こそは作ってみようと思います。

リンゴの様子もお伝えしたいし、そうすることでお客様からのご注文の形式が統一されるのでミスも避けられます。


なにより、まずは頑張って、いっそう美味しい作物を作らなければ
いけませんね。
来年も一生懸命頑張ります
・・・・・まだ今年が終わってませんが

つがる、まつだつがるが売り切れ
しかないという緊急事態・・・
20日過ぎてからの晩成のりんごの収穫までに売るリンゴがありません

今年のおかしな天候、暑さのせいでリンゴも遅れがち・・・実り方も今までにない状態になっています。
やはり温暖化良いことなどないようです。


さて、以前に書きましたが、
地元のバー、「バーブラジル」さんへ、昨夜今シーズン最初の「旭」を納めて来ました。
当園の「旭」リンゴでマスターオリジナルの季節限定カクテルが今年も飲めつようになりました

丁度、高校生女子4人がファームステイしていましたので
マスターにお願いして、お客様のいない時間帯にお邪魔し、
生徒たちにノンアルコールで、りんごカクテルを作っていただきました

彼女達にとっては思いがけない体験
まさか北海道の田舎、農村で、バーに入って飲めるとは


カウンターでかしこまって座った彼女らの前で、
一杯のグラスにまるまる一個のリンゴを使っての、半分料理のように繰り広げられる目の前の手早い作業。
そしてマスターの華麗なるシェイカーさばき
大きめのカクテルグラスに注がれるキラキラした液体

彼女たちいわく、「テレビに出てくる光景に自分たちがいた

農家の応援団でもある素敵なマスターは、彼女たちにお酒の歴史の話や果物を漬け込んだリキュールの話などもしてくれました。


配達ついでの思いつきではありましたが、
「ちょっと大人の世界を覗けた30分」に夢見心地の17歳でした。

BlogPaint

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先日6日にやって来た高校生が
「草原で寝ころんでみたい」  とウルウルした目でいうので 
観光スポットとしてはかなり穴場の丸加山高原へ連れて行きました。
(我が家からはすぐ近くです。)

道々の草原では牛が放牧されていまして


「これだけ広い土地のほとんどは牛や羊のテリトリーだからね〜」
「人間が入ると牛に菌が移るかもしれないから、入れないんだよ」

と、この地では牛や羊の方が立場は上なのだと教えます。


近くで牛を見たいというので、牛の一群が見える作の所で車を停めました。


牛さんは、好奇心が強いです。
頭もよくて、物覚えも良い。
放牧地で勝手に赤ちゃんを産んだりしたたら、
飼い主が近くに来た時に子供を連れて紹介に来たりします。


高校生が作の所まで来ると、
数頭の牛さんがこちらを見ます。
   「誰さ?」
   「よそもんでないかい。」
   「ちょっくら挨拶してくるわ・・・」

  とでも会話してるのか・・・2頭の牛さんがどんどん近付いてきます。
  高校生、大はしゃぎ

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   かわい〜  ・・・・まだ若い牛さんみたいです。

  
 せっかくお近づきになれたので

BlogPaint はい、チーズ



  北海道はでっかいどう〜

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引っ越し引っ越し

母の引っ越しです〜



雪が降る前に・・・とはいえ、
どうしてこの時期(農繁期)にしたんでしょう〜

つくづく私って・・・・・・




「この家出たくない」ってぽつり・・・・

「おばあちゃん、今さらないよ〜」  と笑いつつ
こちらが泣けてしまいました。


それでも、

生まれも育ちも都会っ子の母
まだまだ田舎へ引っ込みたくはないようで・・・
地の利が良くて、程よい狭さの新居は気に入ってくれたようです。


残してきた荷物の片付けに家へ戻り、父のパソコンで仕事の文書作ってました。


夕暮れ時、家具が無くなってがらんとした家に私ひとり。
シチュエーション的に、父が文章覗きに来てもよさそうなものですが、
全く気配なし


アウトドアだった父のこと、
未練なく自由に海外でも飛んで行ってるんだろうな〜。

気がつけば10月に入ってますね。
さんは「つがる」、枝変わりの「まつだつがる」を採り終わり、「旭」に入ろうとしています。
収穫はなんのことないのですが、その後の選別、出荷が夜作業となるのが体に応えます

書きたいことは山とありますが、寝てしまうこの頃です

そんな中・・・・
今日、お昼に夫と行ったラーメン屋さんの雑誌を読んでいて
ある言葉に出会いました。


「 来る者には安らぎを、去る者には幸せを 」


これなんだ・・・・と思いました。
ファームビジット、ファームステイ

我が家にやってくる若者は、個性も様々、心に抱えているものも様々。
一番自由な年代であると同時に、一番束縛を感じる時期。

今週初めに3日連続でやってきた高校生の中には、想像を絶する過去を持った子達もいました。

目を合わせない、
笑わない
必要以外喋らない

当たり前ですよね。40過ぎたおじさん、おばさんに、いきなり打ち解けるはずもないです。

そのままでいいとは思っても

楽しんでいるだろうか? 美味しいと思っているのかな?
疲れているんじゃないだろうか?
反応の少なさに不安になりました。


      お帰りなさい。

       とびきりおいしい道産食材をおなかいっぱい。

         農家でなければできない体験


最後の最後に 笑顔、
 最後の最後に 語りかけ
   最後の最後に もっと居たいと言ってくれる


 見送るバスの前で、最近は生徒じゃなくて、私の方が目が熱くなります。



  「 来るものには安らぎを  去る者には幸せを 」


 
 名前は覚えられないけど、 貴方の事は忘れないよ。

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